金沢大学 保健学専攻融合Activity拠点

II. 健康モニタリング部門

 健康モニタリング部門では,磁気共鳴イメージング(MRI)装置など,高度な先進機器を使用し,科学的に健康度を評価する方法を研究した。この成果を身近な健康測定法に転換しながら,それが適切かつ信頼性が高いものであるかどうかを検証すると共に,新たな健康指標の確立を目指して活動した。

健康度評価のための研究

 上記のMRI を活用しながら健康度測定法の研究・開発を行うために,健常ボランティア,動物およびファントムを対象として,以下に示す領域横断的な連携研究を行った(研究代表者のみ所属・氏名を記載)。


  • 「筋形態変化の指標として超音波装置を用いて測定された筋厚の妥当性について」(金沢大学医薬保健研究域保健学系・三秋泰一)

  • 「交流電気測定による呼吸モニタリングに関する差分法シミュレーション -MRI 画像を用いて構築したモデルを用いた検討-」(金沢大学医薬保健研究域保健学系・関根克尚)

  • 「高エネルギー放射線治療用ポリマーゲル線量計に対するMRI 情報解析」(金沢大学医薬保健研究域保健学系・越田吉郎)

  • 「定位手術的照射の治療計画に用いることを想定した0.4T MRI 画像の幾何学的精度の検証」(金沢大学医薬保健研究域保健学系・武村哲浩)

  • 「MRI 装置における騒音伝達関数の多施設解析」(金沢大学大学院医学系研究科・濱口隆史)

  • 「高脂肪飼料飼育肥満マウスの皮膚創傷治癒過程」(金沢大学医薬保健研究域保健学系・中谷壽男)

  • 「MRM-GRE 法による肝臓の鉄および脂肪解析 : 低磁場MRI における検討」(金沢大学医薬保健研究域附属健康増進科学センター・松下達彦)

  • 「腎不全モデルラットを使用したMRI 用ガドリニウム造影剤の体内動態評価」(金沢大学医薬保健研究域保健学系・鷲山幸信)

  • 「栄養素平衡における内分泌・神経性制御機構」(金沢大学保健管理センター・中林肇)

  • 「NASH からの肝発癌モデルマウスによるNIK-333 の効果」(金沢大学大学院医学系研究科・岡田光)

  • 「下肢静的アライメントと下腿回旋可動域および大腿四頭筋の筋活動の関連」(金沢大学医薬保健研究域保健学系・三秋泰一)

  • 「肝癌幹細胞の可視化を目指したMRI イメージ法の開発」(金沢大学附属病院消化器内科・山下太郎)

  • 「人間の掌の構造を考慮したロボットハンドの開発」(金沢大学理工研究域機械工学系・渡辺哲陽)

  • 「樹状細胞の腹部実質臓器への経血管的導入に関する実験的研究」(金沢大学附属病院放射線科・香田 渉)

  • 「低磁場MRI における頭蓋内コンプライアンス解析」(金沢大学医薬保健研究域附属健康増進科学センター・松下達彦)

  • 「近赤外線による表在血管イメージングシステムの開発」(金沢大学医薬保健研究域附属健康増進科学センター・松下達彦)

  • 「MRI を用いた脳組織の水分子揺動評価方法の開発」(金沢大学医薬保健研究域保健学系・宮地利明)

(『健康増進科学センター 活動レポート2012』より抜粋)

ページのTOPへ